ほねつぎ

Storyスペシャルインタビュー

人生をかけて患者さまと本気で向き合う

穂満 悠さん

穂満 悠さん

株式会社IRIE(アイリー) 代表取締役

「患者さんには”あいりー”を好きになってほしいから、”あいりー”で患者さんを好きになる」

思いが先走った独立開業で気付いた本当の意味

穂満さんがこの業界に入ったのは22歳の時。鍼灸師として、自宅からほど近い鍼灸接骨院に勤めた。「1日100人ほど来院する、いわゆる勝ち組の接骨院でした」。保険施術で対応していたが、患者さんが求める施術をもっとフレキシブルに提供したいという思いが次第に強くなっていった。

院の様子

現在は、愛知県であいりー骨盤整体を3店舗運営している。29歳(2016年)に独立開業した際は、オープン初月から多くの患者さんが訪れてくれた。「患者さんを治すことが本当に楽しいと思えたんです。患者さんが笑顔になって帰っていくことがものすごく嬉しかったです」。
しかし2店舗目出店直前に最大のピンチが訪れる。開業10日前までに、スタッフの大半が辞めてしまったのだ。「それまでは、患者さんにいかにたくさん施術を受けてもらうかということに執着していました。そのために、スタッフへの対応や、距離の取り方を間違っていたのだと思います。そして本当の意味で患者さんのために働いていなかったということに気づきました」一方で嬉しいこともあった。2店舗目の開業時、本院を信頼できるスタッフに任せ、90坪の広さの2店舗目をたった2人で回さざるをえない状態になった。そんな大変な状況を共にしたスタッフは、今も分院長として活躍し、心から信頼できる存在だという。「大変な状況だったにも拘わらず、僕を気遣いすごくプラス思考な発言をしてくれたんです。その時、このスタッフたちに自分の人生を賭けようと思いました。そう思った時に、”人のために働く”という真髄に辿り着けた気がします」。

院の様子

「なぜ」をつきつめる

穂満さんは、何事も徹底的に調べ上げる性分なのだという。「後で後悔したくないから、とことん納得してから決定したいんです」。物事に対し「なぜ?」をひたすら繰り返すことを習慣的に行っている。「なぜこの機材でなければならないのか」「なぜ知識が必要なのか」「なぜこれが患者さんにとって良いものなのか」――
「施術って何だろう?」を深堀りし、まずは“来院してくれている患者さまを大切にしなければならない”ということに辿り着いた穂満さん。それを念頭にして患者さんと接するうちに、「その方のご家族や友人を紹介してくれるようになりました。口コミが広がっていることを肌で感じました。既存の患者さんをいかに大切にしているかが反映された結果だと実感しました」。

院の様子

患者さんを「好きになる」

「”髪切った?”と患者さんに声をかけるなら、もう一言を添えるべき」。穂満さんが患者さまと向き合う姿勢は中途半端を許さない。5年をかけてスタッフにもこの想いを伝えてきた。あいりーでは患者さまの家族の名前はもちろん、仕事も知っている。なぜなら患者さまが「好き」だからだ。「嘘はだめ。自分を嫌っている人に対応してもらいたいとは思わないじゃないですか。だから、徹底的に好きになる。そして好きになってもらうんです」ととびっきりの笑顔で語る。
年代別の身体の悩みに合わせたサポートも得意だ。一生病気にかからない、ケガをしない人はいない。話を聞いていると自然と患者さまのご家族の状態も見えてくるのだそう。だからこそ、母から娘へ、さらにその娘さんが成人して、結婚して、出産して・・・またその娘さんもサポートしていくことができたら-。それが「楽しみ」と穂満先生は語る。「だってワクワクするじゃないですか。患者さんが、かわいい孫がいるって聞いたら、素直に会いたいって思うじゃないですか。しかも身体の悩みがあるって聞いたら、それはサポートしたいじゃないですか」。一人一人と真剣に向き合うからこそ生まれる、施術家の強い想いかもしれない。

院の様子

IRIEの未来

「スタッフにとっても、患者さんにとっても、この”あいりー”が人生のターニングポイントになっていたらすごく嬉しいです」。紹介でなければ予約もとれないほどに成長した今も、患者さま一人一人に熱く思い入れする穂満さん。さらに将来的な夢としてこう続ける。「健康的な身体づくりのためには食生活が重要なので、バランスのよいメニューを提供できるテイクアウトのフードビジネス、接骨院では賄いきれない部分としての内科や外科・・・。人の健康にかかること全てに携わるビジネスモデルを構築していきたいです。あいりーでそれを実現させて、それを他の人たちが真似してくれるようなことを目指したいです」。

院の様子

人々の健康に携わる次の一歩として、トレーニングをサポートする「IRIE FITNESS」がIRIEの描く未来を切り拓いていく。